HSR8時間耐久レース 決勝レポート その1

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12月19日 熊本HSRスピードウェイ

天候 : 本日も快晴

気温 : 昨日よりも暖かい

観客 : 32597人(午前8時現在)

 

昨日に続き快晴となった ここ熊本HSRスピードウェイ

観客動員も3万人を超え このレースの感心の高さが伺える。

決勝スタートは午前9時

 

suta-to ko-su_0550.JPG我らがmini-motoGPチームも準備に余念が無い。

本日チームと合流となったブラック・エイジのコメントが取れた

 

       ブラック・エイジ

「ふわっはっはぁ!愚民共が私の為に最高の準備をした様だ!

少しは期待に応えてやろう!デブ・ストが不調と聞き私は最高の気分だ!

今日の主役が私である事は間違いないだろう!」

 

なんとも朝からブラックな発言である

改名をした事により更にダークさを増すブラック・エイジ・・・

今日は どんな呪いをみせるのか?

 

さて 

ピットではワークスチーム・サテライトチームのライダーが集まり

Mini-motoGP代表 タケ・ウッチーニの言葉に耳を傾けた。

       タケ・ウッチーニ

「1年の成果を見せる時が来た 

  mini-motoGP代表として恥ずかしくない走りをしよう!

     我々の信念は夢と感動を与える事だ!

   長州魂の旗印の下 1・2フィニッシュを誓い 

          8時間後また この場所で笑顔で逢おう!」

何とも頼もしくもあり魂を奮い立たせる言葉である

流石mini-motoGP代表だ。

 

この言葉に唯一 虚ろな表情で聞いていたデブデブ・ストーナー・・・

昨日同様・・・不安要素満タンである。

大丈夫か?

 

午前8時50分

コースに92台のマシンが並び その様は壮観である

ガッチリと握手を交わしたワークスライダー3人

 

wa-kusu_0548.JPG「絶対にコケない!」をスローガンにしたサテライトチーム

 

sateraito_0545.JPG 午後5時のチェッカーを目指し緊張のスタート時刻が迫る。

 

虚ろな目の この男・・・

能天気にサーキットの王子Ryousukeと撮影会・・・

大丈夫か?

一緒に写ってくれたのが嬉しかったことだろう。

ありがとう王子!

 

ryousuke_0546.JPGスタートは、御馴染みのル・マン式

(コースを挟みピット側へマシンを置き

         向かい側の第1ライダーがマシンへと駆け寄る)

 

第1ライダーは、ワークスチーム ニシム・ラッケンジ

サテライトチームは、ア・セリーノ

日章旗が高々と上がり・・・・

 

 

花火の号砲と共にスタート!

92台のマシンが一斉に飛び出した!

ニシム・ラッケンジ抜群のスタートを決め一気にトップグループへ!

ア・セリーノは中断に埋もれるが無事1コーナーをクリア!

しかし、台数は92台!

車列がバラバラになるまでは気が抜けない

その中ニシム・ラッケンジは、お構い無しにガンガンと攻める!

コレを見たニシム・カトリーヌは・・・

Mini-motoGP読者ならご存知だろう!

お約束のラブラブ・スウィッチON

「いやぁん!お父さん!だめぇ!いやぁん!あぁぁん!」

       我々は驚かないが・・・・

初めて聞く他県のチームはドキドキした事であろう!

 

そのニシム・ラッケンジだが頭が揺れ出した・・・

コチラもニシム・カトリーヌの声に連動する様にスウィッチON

目の前には最大のライバルチームが!

早くもガチンコバトル開始!

抜けば抜き返す見応え十二分のバトルにスタンドからは歓声が上がる!

しかし・・・ワークスマシンには致命的な問題が発生していた。

 

       タケ・ウッチーニ

「マシンが走ってない。昨日のスピードがない。」

 

       デブデブ・ストーナー

「僕は、昨日のパーツ交換の時 少しイヤな感じがしたんだ

 でも あの時の僕の言葉には真実味がないから黙ってたんだ。

シリンダーとピストンはハズレの様な気がする。」

しかし!そんな事は関係ない!

    とばかりにトップ争いを演じるニシム・ラッケンジ

            本当に頼もしい。

 

トップチームばかりに目を奪われがちだが

サテライトチームも順調にポジションを上げ30分経過時には8位

ココからア・セリーノが男を魅せる!

 

トップ争いを演じるニシム・ラッケンジはハードプッシュするも

バックマーカー(周回遅れ)に捕まり

           ライバルチームに引き離されてしまう。

同条件であれば追いつく事も可能だろうがバックマーカーの存在と

非力なマシンでは難しいであろう・・・。

 

1時間20分が経過し いよいよライダーチェンジである

ワークスチームは・・・この男の登場!虚ろなデブデブ・ストーナー!

サテライトチームは・・・シロ・マンシェル!

先ずはサテライトチームがピットイン!

エンジンを切りマシンスタンドを掛け給油開始、

ア・セリーノからシロ・マンシェルへ

「いいペースで走れるYO!頑張ってYO!」と激励?の言葉。

再びエンジンに火が入りシロ・マンシェル コースイン!

ポジションは?

なんと4位!

ア・セリーノの奮闘である!

 

続いてワークスチームがピットイン!

給油を開始!ニシム・ラッケンジからデブデブ・ストーナーへ

「ダメだ!マシンに力が無い!」

デブデブ・ストーナーにとって更に不安になる言葉でしかなかった。

涙目のデブデブ・ストーナーがコースイン!

現在2位!

 

       ニシム・ラッケンジ

「アタリの無いピストンとシリンダー交換は失敗だった

     アドバンテージが得られるはずだったけど・・・。

あとはライダー全員で何とかしよう!」

気持ちの切り替えが早い!

これが絶対王者たる自信である。

 

コースではシロ・マンシェルが快調にラップを重ねていく

デブデブ・ストーナーは?

なんと昨日のタイムを更に下回る1分40秒台・・・

どうした?????

 

ここでデブデブ・ストーナーの名誉の為に付け加えておこう!

不調のデブデブ・ストーナーの本来のスピードは こんな物ではない

少なくとも1分33秒台で走れるライダーであり不調のマシンでも

それなりに乗りこなせるライダーである。

そのデブデブ・ストーナー・・・何故?

 

盟友のNB・コーイチ・ロッシとコイデ・アンジェリスから

                      コメントが取れた。

「1分40秒台?デブデブ・ストーナーがかい?

そんなはずはないよ!彼は僕達のチームの遅いマシンでさえ

                  33秒に入れる男だよ!」

にわかに信じられない光景・・・

デブだからではなく苦しそうなデブデブ・ストーナー・・・・

監督、メンバーも心配そうに彼を見つめる・・・

 

しかし これはレース 優しさだけではライバルは倒せない。

監督から「ペースUPのサインを出して!」とタケ・ウッチーニに指示

 

サインボードを確認したデブデブ・ストーナーは小さく頷いた・・・。

その数週後 何とか3秒ショートの37秒台・・・

しかしタイムが安定しない

背後に付いたシロ・マンシェルも あっさりと交わしていく。

1時間20分を走行するのがチームの作戦だがデブデブ・ストーナーは

ライダーチェンジを要求!

初めての事である・・・

どんなに苦しくても走り続ける男の心が折れた瞬間であった。

 

サテライトチームはブラック・エイジに

ライダーチェンジし4・5・6位と同一周回のバトル!

ここで呪いが発動しそうである。。。

 

ピットに帰ってきたデブデブ・ストーナー

マシンを降りるなりタケ・ウッチーニへ力ない声で

 

「すみません。。。お願いします。」と残し姿を消した。

 

あの傲慢で自信家の男が「お願いします」・・・

相当なショックを受けたのだろう。

 

その姿を見届けタケ・ウッチーニがコースイン!

今までの遅れを取り戻すべくハードプッシュに次ぐハードプッシュ!

前走者をバンバン抜いて行く!

 

takeuchi_0551.JPG一方 ブラック・エイジは練習走行無しの ぶっつけ本番にも関わらず

好調そのもの!周囲も開花した彼の姿に驚いた!

 

hashimori_0552.JPGブラック教の教祖エイジ。

見守る黒いマントの怪しい信者が呪文を唱える。。。

「テクマクマヤコン!テクマクマヤコン!みんなコケロ!」

不謹慎な呪文である。

その呪いの効果か?4・5・6位バトル

1台、また1台と姿を消していく・・・

呪いは本物か?

 

レースは残り5時間・・・

 

後半へ続く・・・

 

 


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