HSR8時間耐久レース 参戦会見
レースまで1ヶ月を切った11月某日
長い間 ベールに包まれていた
mini-motoGPチームが遂にライダー発表をすると聞き
会場であるmini-motoGP事務局が置かれる
ピーシーワークス本社ビルへと向かった。
会場には各国からの報道陣やファン 約600人程で埋め尽くされ
このチームへの関心の高さが伺える。
入り口に用意された資料には2チームと書かれている
我々が掴んでいる情報では2名のライダーは確実なのだが・・・。
照明が落とされmini-motoGPのテーマ曲でもある
映画「汚れた英雄」の音楽と共に
代表を務めるタケ・ウッチーニが登場すると
一斉にフラッシュの洪水が起こった!
※ mini-motoGP 代表タケ・ウッチーニ
「まず今回(チームmini-motoGP)のライダー発表に大勢のファン並びに
各国のマスコミ方がこれ程の関心を寄せられた事へ驚きを隠せません
代表として心より感謝申し上げます。
質疑応答は後ほど時間を設けますので
まずは関心の高いチーム体制から発表致します。
チームは、mini-motoGPワークスとして 「ミニモトGP.com &西村塾」
サテライトチームとして 「KRC+AY+ヒラヌマ運輸RT」となります。
2台体制が事実と聞き 会場からは驚きの声が上がった!
「では、詳細をお伝えします ミニモトGP.com&西村塾に関しては
全Mini-motoGPライダーを代表すると共に
運営する西村塾をメジャーにするべくこのチーム名となりました。
サテライトチームはMini-motoGPをサポートして頂いている
企業並びに個人スポンサーの名称を入れるチーム名となりました。
勿論 2チームで表彰台の1位2位を獲得する為に
ピーシーワークスとして全面のバックアップを約束致します。」
この発表により報道陣は更に驚いた!
mini-motoGPで活躍するデブデブ・ストーナーは
チーム名から予測するとサテライトチームという事になる
やはり後半戦でのパフォーマンス不足であろう。
続いて体制が発表された
「ミニモトGP.com&西村塾の監督を発表致します。
監督は・・・
全体の見極め 資金管理 そしてライダーのコンディションが
把握出来るニシム・カトリーヌ」
今回の発表には驚きの連続である!
「続いてKRC+AY+ヒラヌマ運輸RTの監督に今年デビューイヤーとなった
mini-motoGPのマスコットガール ヒロコ・シェットランド」
「この2名の女性監督に8時間耐久の指揮をとって頂きます。」
2人の監督の登場に会場は、歓声と共にフラッシュの洪水がまた起こった!
※ ニシム・カトリーヌ
「今回の8時間耐久で大役を任された事に私自身 驚いています。
しかしオファーを承諾した以上 完璧な運営 そして優勝を目指して
ライダーと共に8時間を戦っていきます!」
※ヒロコ・シェットランド
「オファーを頂いた時は本当にビックリしましたが
ライダーが気持ちよく8時間を戦える様 全力で頑張ります!」
初の女性監督として注目を集めそうだ!
待てよ?
ワークスチームの監督がニシム・カトリーヌ
という事は2人のライダーで戦うのか?
そして、サテライトチームがヒロコ・シェットランド・・・
今回デブデブ・ストーナーは選抜されないのでは?
続いて
マシン発表
※タケ・ウッチーニ
「ミニモトGP・com&西村塾のマシンは、
各方面からの強力なバックアップを受け
「mini-motoGP ワークス スペシャルNSR」
KRC+AY+ヒラヌマ運輸RTは、
前戦の4時間耐久のマシンにモデファイを加え
「魚肉カラー8耐スペシャルNSR」となります。
魚肉カラーのマシンは順当な所であろう
しかしワークス スペシャルが気になる・・
「マシンに関してはトップシークレットの為
テスト当日サーキットでの公開となりますが
完全な仕様はレース当日に発表となります。
続いて皆さんの一番の関心 ライダーを発表致します。」
会場は静寂に包まれた・・・・
我々 番記者としては、監督・マシン発表の時点で予測がついてしまった。
※ タケ・ウッチーニ
「先ず ミニモトGP・com&西村塾は・・・
ニシム・ラッケンジ!そして私 タケ・ウッチーニ!」
順当であろう・・・3人目のライダーが居るのか?
もし居るのであれば イワ・モンシェリ?
「3人目は・・・・・」
やはり3人目のライダーが居た!!!!!
我々は興奮した!
※ タケ・ウッチーニ
「3人目のライダーに・・・・デブデブ・ストーナー!」
デブデブ・ストーナー?
我々は耳を疑った・・・
会場は驚きの歓声が地鳴りの様に鳴り響く!
デブデブ・ストーナーはチーム名からしてサテライトチーム・・・
もしくは、サポートライダーのどちらかと予想していた我々は
いい意味で裏切られた。
ざわめく会場を他所にタケ・ウッチーニは続けた
「KRC+AY+ヒラヌマ運輸RTは・・・
シロ・マンシェル・ブラック・エイジ(改名)・ア・セリーノの3名
この2チームでHSR8時間耐久レースでの勝利を目指していきます!
では 各ライダーに登場してもらいましょう」
???ライダーが登場しない・・・
すると壁一面に設置された6枚のモニターからライダーが写し出された!
ITを売りにするピーシーワークスならではの会見である!
※ タケ・ウッチーニ
「各ライダーと衛星で繋がっています。コメントをお聞き下さい」
※ ニシム・ラッケンジ (南極からライブ中継)
「集まってくれた皆さん 今日は会場に行けなくて申し訳ない、
僕は今 南極でペンギンとトレーニング中なんだ!
寒い中での走行となる8耐に向けてね!
昨年同様 厳しい寒さが予想されるからね!
今回のチーム ライダー構成に満足しているよ!
一時期は悩んだライダー構成だけど
昨年と同じメンバーで戦える事にワクワクしている。
サテライトチームのメンバーも強力だし
何より今年はマシンパッケージが完璧だ!
必ずファンの皆さんの期待に添える様
優勝を誓ってハードプッシュしていくよ!
近いうちにテストする予定だから またその時に!じゃ!
おっと!ペンギンを追っかけないと!」
南極でペンギンとトレーニング・・・やる事が違う。
※ デブデブ・ストーナー(オーストラリアからライブ中継)
「会場のファンに会えなくて残念だ。正直 8時間耐久は諦めていたから
故郷のオーストラリアへ帰ってシーズンオフのサーフィンを
楽しんでいた所だったんだ!
数日前にMini-motoGP事務局からハッピーコールがあって
"ミニモトGPのワークスライダーとして
8時間耐久に協力してくれないか?"ってね!
考えるまでもなかったよ! 僕はスグに"OKだよ"と答えたんだ!
昨年のメンバーと同じだと聞いて更にハッピーな気持ちになったんだ!
僕達はHSRに忘れ物をしている それを取りに行く必要があるからね!
その為にも大好きなフライドチキンは我慢だね!走れるなら苦ではないよ。
12月のテストにチームと合流するから今から待ちきれないね!」
※ シロ・マンシェル(LAの自宅からライブ中継)
「サテライトチームとはいえ昨年そして前戦の雪辱を晴らす為に
僕達のチームは継続して活動している
正直に言えばワークスチームより完璧な体制と言えるね!
今回は強力なバックアップもあるし
後半戦 上り調子のライダーと共に戦うから
表彰台を獲得する為 更にプッシュしていくよ!
僕のキャリアを確実な物にする為にもね!
12月のテストでは最高のマシン!
最高のメンバーに会える事を楽しみにしてるよ。」
※ ブラック・エイジ(改名) (チョモランマ山頂からライブ中継)
「ラミパス!ラミパス!ルルルルル♪」
神のご加護を受けこのメンバーとなった!
前戦の4時間耐久での雪辱を晴らす為!そして強力な呪いを習得する為
私は修行している!必ず全員を転倒させ再起不能にしてやる!
ワークスチーム?仲間なんかではない!敵だ!容赦はしない!
デブデブ・ストーナーの陽気さがイライラを助長させるんだ!
今ここでブクブク太る呪いを掛けてやりたい所だが・・・
8時間耐久が待ちきれないぞ!はっはっはっはぁ~!!!!!」
※ ア・セリーノ(ペンキ塗りのバイトの為 屋根の上からライブ中継)
「8時間耐久を走れる事が嬉しいYO!
ヒロコ・シェットランドが監督で嬉しいYO!
前戦の4時間のメンバーで走れる事が何より嬉しいYO!
ここ最近は好調だから必ず表彰台の一番高い所を狙っていくYO!
それまで頑張ってバイトを完了させるYO!
魚肉カラーのスペシャルNSRで最高の走りを魅せてやるYO!
12月のテストで僕達のチームがファーストチームだと知らしめてやるYO!
あっ!親方が怒ってるから この辺りで失礼するYO!」
最後に代表のタケ・ウッチーニのコメントがあった
※ タケ・ウッチーニ
「今回このメンバーで戦える事は何より光栄です。
私達のチームは強力なサポートシップの元に集いました。
昨年以上のチーム体制で戦っていきますが
ファンの皆様の応援が何よりの力です!
mini-motoGPをメジャーにする為にも、西村塾・三井学級を
広く知ってもらう為にも負けは許されません!
笑顔で今年を終われる様 全力でプッシュしていきます!
それでは、質疑応答を始めます。
質問のある方は挙手の上 会社名を お願い致します。」
※ Oh!Yes!ニューヨークタイムス デス
「カナリノ ヨサンヲ ケイジョウサレタ ト キキマシタガ
イクラ グライノ ヨサンガ クマレマシタカ?」
※ タケ・ウッチーニ
「ソーリー!マネーについては
パートナーシップとのプロミスにより答える事が出来ないんですが
今までにない予算が組まれた事は確かです。」
※ 読○新聞です!
「今回の参戦については今年初めから随分と議論されたと聞きますが
最終的な決定は いつぐらいに判断されたのでしょう?」
※ タケ・ウッチーニ
「チーム体制は夏前には決定していましたが
ライダー選定については先週に決定いたしました。」
※ アメリカN○Cです!
「今回のHSR8時間では自慢のIT力を使い
特別なイベントが用意されてるとの情報を掴んでいるのですが
その内容については お話頂けますか?」
※ タケ・ウッチーニ
「日本語が上手ですね!
今はまだ詳細をお話する事は出来ませんが
ミニバイクのレースシーンでは初の試みになります!
今回のライブ中継も そのテストの意味も含んでいます
膨大なデータ量、予算が掛かるのですが
ア○リカ航空宇宙局 通称NA○Aの
全面バックアップとピーシーワークスの強力なタッグにより
実現可能と考えています
ヒントは・・・
家に居ながらにして8時間耐久を戦う事が出来る・・・かも?ですね。」
なんだか壮大な話になってきたぞ・・・
※ ライ○ィング○ポーツです
「ワークスチームにおいてデブデブ・ストーナー選手が
かなりの資金を持ち込みシートを獲得したと聞きます。
後半戦の不調から考えて
ペイライダー(お金によるシート獲得)
との認識でよろしいでしょうか?」
小さい話に戻ったぞ・・・
※ タケ・ウッチーニ
「確かに何人かのライダーとも交渉しましたし、テストもしましたが
最終的にデブデブ・ストーナーの本来 持ち得る実力で
判断した事は間違いありませんし
彼のスピリットを我々は必要としています
決してペイライダーという認識はありません。」
※ もと○ャンプです
「認識はないという事は、持参金を持ち込んだと
受け取っていいんですね!」
※ タケ・ウッチーニ
「・・・・」
※もと○ャンプ
「黙ってないで何とか答えて下さい!こちらでは裏が取れているんです!
ピーシーワークス・西村サッシに
かなりの資金が持ち込まれたとの情報を掴んでるんです!」
どうやら聞いてはいけない質問だった様だ。
ここでペンギンを捕まえたニシム・ラッケンジ
が割って入った。
※ ニシム・ラッケンジ (南極よりライブ中継)
「資金を持ち込んだとの認識は間違いだよ!
彼は実力でシートを獲得したし
事実はタケ・ウッチーニの話と少し違うんだ!
昨年のレース後にはデブデブ・ストーナーの
マネージャー デブデブ・ユーミと秘密裏に進めていた事なんだ。
ただ スポンサーを見つけてきたのは事実だが
それが直接の要因ではないよ。」
※ ニュ○スZeroの村尾です!
「しかし安定感でいえば
体力は、ありませんが イワ・モンシェリが適任だと思うのですが?」
※ タケ・ウッチーニ
「今回6人のメンバーはmini-motoGPを代表して戦います
誰がどのチームで適任なのか我々は十二分に協議し決定致しました
私自身も今回の決定が正しい方向であると確信していますし
変わる事はありません!
この2つのチーム体制で8時間を戦います!これで会見を終了致します。」
会見の強制終了に会場から怒涛が飛んだ!
※ 朝○新聞
「本当の所はどうなングング・・・」
※ アル○ャジーラ
「この会見は茶番なングング・・・」
またもや警備員の出番となり会見は終了された。
様々な疑惑が掛かる中・・・
2つのチームは8時間耐久に向け活動を本格的に開始する。
疑惑は表彰台の頂点を獲得する事で晴らして欲しい。
南極のニシム・ラッケンジはペンギンを食べる為に捕まえたのか?
気になる所だ・・・。