雲一つ無く真夏の青空となった生名サーキット上空
路面温度も上がってくる為
タイヤ管理能力も必要とされそうだ・・・。
予選が終わり昼休みとなった生名GP
こちらの昼休みもナチュラ同様
非常に穏やかな時間が流れる・・・。
カレーの販売もありナチュライダー達は
ホームで走っているのでは?
と勘違いしてしまいそうな程の空気感である。
PM 13:30
生名GP特有のスタート練習が開始される。
クラスは関係無く参戦ライダーがグリッドに着く。。。
フラッグが上がり・・・スタート!
これを3回近く繰り返される。
遠征ライダーにとって これは非常に助かるメニューだが・・・
ナチュライダーは状況が飲み込めず・・・
ただ茫然とスタート練習を眺めていた・・・。
PM 14:00
運命の決勝ヒートスタート!
先陣を切るのは・・・569!
予選3番手のポジションを守るのか?
それとも更にポジションを上げるのか?
先ず先ずのスタートを決めた569!
ポジションは、3番手をキープ
オープニングラップも順位は変わらず順調に消化!
しかし!
2周目の3コーナーで僅かにマシンが振れた・・・
この状況に569のビビリミッターにスイッチが入った!
一気にアップアップとなった569!
4番手のマシンから猛チャージを受ける
抜かれるか?
いや!
寸での所で耐える!耐える!
これで自信を得たのか?
落ち着きを取り戻し
ジワジワとペースアップ!
気が付けば単独の3位を走行
残りのラップも安定した走りを魅せ
569!
初サーキットにて3位獲得!
これに続きたいのはシマ・ダーニ!
予選は2番手!
もう一つポジションを上げ
デブデブ・ストーナーに繋ぎたい所だ!
569が作った良い流れを壊すなよ!
フラッグが上がり・・・スタート!
2番手をキープ
1コーナーを抜け・・・
2コーナーへと進入!!!!
その時!
ナチュラGPでさえ見せた事の無い鋭い
ボケとツッコミでトップの可愛い女性ライダーのインを刺した!
ここがポイントである・・・
トップが男性ライダーだった場合・・・
この鋭さは見せなかったはずである
シマ・ダーニの頭の中は、こうだ!
「上手くやればトップが獲れる!
万が一失敗してコケれば抱きつく事が出来る・・・しっしっし!」
非常に不純な動機での鋭いツッコミ!
年に1,2度見せる鋭いツッコミは成功!
トップを奪取
このまま行くか?
いや!
行かせない!
ホームライダーのプライドに掛けて行かせない!
可愛い女性ライダーは、
続く2コーナー進入で再びトップを奪取!
一気に後続車にパスされポジションを大きく落としてしまう。。。
あぁ~これまでか・・・。
嫌な空気がナチュライダーを包む。
が!?
なんと!?
ハートの弱いシマ・ダーニが!?
ジワジワとポジションを回復!
見れるか見れないかぐらいのオーバーテイク!
そう言えば今年はオリンピックイヤーだ!
4年に1度の祭典にシマ・ダーニのヤル気もスイッチON!
シマ・ダーニのHPもSwitch!
このSwitchはパーツの販売もしております!
シマ・ダーニが表彰台に上がった翌日は
パーツが50パーセントオフ!
・・・になると思います。
詳しくは、御本人にお尋ね下さい。
ヤル気になったシマ・ダーニは強い!
トップを走る可愛い女性ライダーが痛恨のスリップダウン!
これによりシマ・ダーニが2番手にポジションを回復!
更に!
ジワジワとトップのマシンとの差を縮め始めた!
青天の霹靂とは この事!
この勢いなら もしかすると?
パーツが50パーセントオフ!?
ラスト2ラップ
背後に迫り 一丁前にチャージを掛けるシマ・ダーニ!
ファイナルラップ!
行けるか?
勝負を掛けたシマ・ダーニ!
オープニングラップで見せた鋭いボケとツッコミで
2コーナー進入でインを刺す!・・・・・・が
あぁぁぁぁぁぁぁ!
痛恨の転倒!!!!!
シマ・ダーニらしい地味な転倒!
再スタートを切るも大きくポジションを落とし
シマ・ダーニの生名GPは終わった・・・。
しかし!
光る物を魅せたシマ・ダーニの未来は明るいと言えるだろう。
残るレースはあと2つ!
569、シマ・ダーニの小者が場を温めてくれたからには
我らがヒーロー!デブデブ・ストーナーが頑張らなくてはならない。
先ずはオープンクラスから。
チームスタッフに見守られピットアウトするデブデブ・ストーナー
その背中からは・・・ヤル気!元気!友紀!が漂う・・・
決して華麗臭が漂っている訳ではない。
4番手からスタートするデブデブ・ストーナー
目の前グリッドには・・・
グリコ監督とNABE選手
デブデブ・ストーナーは思った・・・
「サポートの恩返しは、グリコ監督とNABE選手を
抜く事だ!スタートを決め一気に行く!」
久々にカッコいい感じでレポートが進む。
フラッグが上がり・・・オープンクラス決勝スタート!
いや!
相手はオープンクラス車両!
流石にスタートで交わすのは無理があった・・・。
スタートを決めたにも関わらず
1つポジションを落とし5番手でオープニングラップを消化
4番手のマシンへ激しくチャージを掛けるデブデブ・ストーナー
地元ライダーは なかなか前に行かせてくれない
急げ!デブデブ・ストーナー!
3ラップ目の2コーナー進入でスーパーレイトブレーキング!
若干 強引ながらもようやく前に出たデブデブ・ストーナー!
4番手にポジションを戻した!
ここからハードプッシュ開始!
ダテ・ペドロサ校長からペースアップのサイン!
軽く頷くデブデブ・ストーナー!
「ここで萌えなきゃ・・・・いや
ここで燃えなきゃ男じゃないぜぇ!」
おぉぉぉ!
カッコいい!
デブデブ・ストーナーが主役ってええねぇ~!
グリコ監督とNABE選手はハードバトルを展開
相手を牽制しながらの走行の為 ペースは上がらない
それを自分のアドバンテージと捉え
少しづつ 少しづつ差を詰めるデブデブ・ストーナーだが
決定打になる程の差は詰まらない・・・。
いつもなら ここで諦めるデブデブ・ストーナーだが
修行の旅!と銘打った今回の遠征
サポートしてくれた人々の為にも絶対に諦め無い!
懸命にプッシュするデブデブ・ストーナー!
華麗なバトルを展開するグリコ監督、NABE選手
ファイナルラップ!
レースが動いた!
3番手を走行するNABE選手が4コーナー進入でインを刺す!
と見せ掛け立ち上がりのクロスラインでグリコ監督のインを刺し
2番手へ浮上!
これが最後のバトルとなりオープンクラス決勝はチェッカーとなった。
我らがデブデブ・ストーナーは4番手でチェッカー。
ポディウムは獲得出来なかったものの
満足行く走りは出来た様だ。
Wエントリーのライダーにとっては嬉しい配慮である
ピットに戻ったデブデブ・ストーナーにチームスタッフが
酸素を吸入!
座りこむデブデブ・ストーナー
あと10ラップ 走り抜く事はできるのか?
インターバルを終えファイナルレースへ向かうSPクラスの戦士達
シマ・ダーニ、569の小者がデブデブ・ストーナーに声を掛ける
「この声に応える為にも・・・」
デブデブ・ストーナーは思った。
7番手グリッドからのスタート
ファイナルレースの日の丸が上がる・・・
「頼むぞNSR」
デブデブ・ストーナーは小さく呟いた・・・。
おぉぉぉ!
カッコええ!
「ギリギリだ・・・ギリギリのスタートを狙うんだ」
日の丸が・・・
「ここだっ!!!」
・・・下りない(笑)
STOPを掛けるデブデブ・ストーナー
と同時に日の丸が下りた!!!!
Oops!
慌ててアクセルON!
ポジションを落とすか?
凌げるか?
ここで西村印のデブストスペシャルエンジンが火を吹く!
NSRはグッと前に進み7番手をキープ!
一方トップではダテ・ペドロサ校長がハードバトルを展開
デブデブ・ストーナーも続きたい所だが
思う様にタイムが伸びて来ない
セカンドグループで走るデブデブ・ストーナー
ラップを消化して行く度に少しづつ差が開いてしまう
踏ん張れデブデブ・ストーナー!
トップはダテ・ペドロサ校長!
デブデブ・ストーナーは?
トップグループの1台が転倒した事で6番手
あと4ラップ・・・
汗だくになったグリコ監督だ!
激しくサインボードを振る
「踏ん張れ!」
デブデブ・ストーナーはそう感じとった・・・
しかし
意識が朦朧としてきたデブデブ・ストーナーは残りのラップ数すら
把握出来ない状態
だがサインボードだけは見逃さなかった
フラフラのデブデブ・ストーナー
ファイナルラップ・・・
サインボードを大きく振るグリコ監督
サインボードには・・・
UP UP!
最後の最後で嫌がらせか?
いや!
最高の応援メッセージだ。
そして・・・最終コーナーを抜けてきた
ダテ・ペドロサ校長!
トップチェッカー!
「海だ・・・1コーナーの向こうに海が見える・・・」
海が見えたかどうかは定かではないが・・・
デブデブ・ストーナー 6位で無事チェッカー!
スローダウンラップ・・・精も根も尽きたデブデブ・ストーナーに
DAN選手が声を掛けるも
頷くのが精一杯・・・
最後の最後にピットに戻ったデブデブ・ストーナーは
マシンを支える事も出来ず一気に倒れ込んだ・・・。
「終わった・・・」
その一言を残しデブデブ・ストーナーは この世を・・・
生きてるし!
頭から冷水を掛けられ飛んで行きそうだった魂が戻り
デブデブ・ストーナーは立ち上がった
優勝したダテ・ペドロサ校長の元へ祝福に向かい
グリコ監督と共にガッチリと握手を交わし
一回り大きくなれた事に感謝の言葉を贈った。
こうしてデブデブ・ストーナーの生名GP修行の旅は幕を閉じ
新たな希望を胸にホームコースへと戦場を移す・・・。
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記事 mini-motoGP.com番記者
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