次戦までブレイク期間がある為 minimotoGP事務局では、不定期ではあるが
「ライダーインタビュー」と称し
チャイニーズエリアの各ライダーにスポットを当て紹介していこうと思う。
第1回目のゲストは・・・。
このライダーを語らずしてチャイニーズエリアは語れないと言い切っても過言ではない。
今尚 進化し続ける 絶対王者 ニシム・ラッケンジ。
ブレイク期間中 モナコでのバカンスを楽しむニシム・ラッケンジ夫妻は、突然の取材にも快く応じてくれた。
記者(以下 記 に省略)「今回はバカンス中の所 有難う御座います」
ニシム・ラッケンジ(以下 ニシ に省略) 「構わないよ、取材陣が少なくて寂しかった所だからね(笑)」
記 「早速ですが、今尚 進化し続けてる訳ですが、秘訣は何ですか?」
ニシ 「同じ様な事を聞かれるけど、僕は進化してるんじゃなく、ただ誰よりも速く走りたいだけなんだ、結果として周りから見れば進化してる様に映るんだろうね」
記 「では、速く走る為の結果であって 進化ではないと?」
ニシ 「そういう事だね。誰しも結果ばかりに目を捕らわれがちだけど そこへ辿り着くプロセスが大切なんだ。」
「もし、自分より優れた人が居て、コイツに勝ちたい! とするよね?
その時に 進化するんだ!とは考えないよね?勝つ為に前に進む、そして諦めなかった人間が結果を掴む事が出来るんだ。
で、気付けば 自分のレベルアップが確実なものとして武器になる。違うかな?」
記 「確かにそうですね、諦めない この気持ちが全てですね。」
ニシ 「最近の若い世代もそうだけど自分で限界を決めてしまって、その先に進めないんだよね、
環境もあるだろうけど、その環境を整える事も限界を決めてしまう、そういうのを見てしまうと寂しいよね。」
「もっと自分を信じて欲しい、出来るんだと。
今 西村塾を開設してるけど 塾生の子は、常に More なんだ!夢も大きいよ、僕は そんな子達に少し手助けしてるだけなんだ、確かに今の世の中 もっと!もっと!って言うと 毛嫌いされる風潮があるけど、でも その気持ちこそがライダーの本質なんだよね。」
「僕自身 常にMoreが強いし これから先 僕を踏み台にしてやる!ぐらいの気持ち
を持ったライダーが増えて欲しいね。 ただ、簡単には負けないけどね。」
記 「More いい言葉ですね。僕はいいです・・・では 確かにトップを勝ち取れないですからね。」
記 「これからのモーターシーンについて お聞きしたいのですが?」
ニシ 「これが一番難しい質問だね。正直に言えば もどかしいね。」
「リーマンショック以来 スポンサー獲得も、マシン開発も難しくなってきている。
どこのチームもコスト削減がスローガンになってるぐらいだからね。
「僕のチームもワークスとはいえ同じだよ。」
ニシム・カトリーヌ (チームオーナー兼 マネージャー兼 金庫番兼 トレーナー兼
フードトレーナー兼 応援係り兼 嫁 )
「確かにチーム財政は厳しいわ、けど そこで諦めたら全てが終わってしまうの
マシンの開発は思うように進まないけど 足りない部分はライダーが補ってくれてるわ。」
記 「全ては諦めない気持ちから始まるわけですね。」
ニシム・カトリーヌ 「そうね、年末ジャンボが当たる夢はよく見るわ。諦めないわよ。」
ニシ 「僕達が出来る事は限られてるけど、もっと多くの人に知ってもらいたい、
モータースポーツもサッカーもベースボールも変わらないってね。
モータースポーツが市民権を得る為には、観客動員を増やすしかないんだ。
見ているだけでも楽しい、ドキドキする、そういう取り組みを 僕達はやっていこうと思う。」
記 「市民権ですか・・・日本でのモータースポーツ認知度は低いですね。
まずは、裾野を広げて行ける様 我々minimotoGP事務局も微力ながら協力していきます。
最後にファンに一言 お願いします。」
ニシ「後半戦は今まで以上にハードプッシュして完全勝利でタイトルを取るつもりだから、応援 ヨロシク!デブデブ・ストーナーに負けない様 うちわ を作りたいね。」
20数年来トップライダーとして君臨するには並々ならぬ努力があった事は言うまでもなく
輝かしい数々の栄光に驕る事無く これから先を見据えた活動に力を入れる姿を見て人々は共感していくのであろう。
これからのニシム・ラッケンジに更に注目が集まりそうだ!
H22年6月12日 モナコ サンセットクルーズにて。
※ 記事には過大表現が含まれます、どの部分かは各自の判断に お任せしますので悪しからず。
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